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2013.02.07

大阪アジアン映画祭で《女朋友。男朋友》上映

2013年3月8日から17日まで開催される大阪アジアン映画祭で、《女朋友。男朋友》が特別招待作品として上映されます。邦題は、英題と同じ『GF*BF』。

追記◆映画祭公式サイトによれば、3月16日(土)の梅田ガーデンシネマでの上映の際に楊雅[吉吉](ヤン・ヤーチェ)監督がゲストで見える予定とのこと。

追記2◆→後ほど改めて、日本語字幕で見た感想文を書いてみたいと思います。



Dvd20130512
(2013/05/12)
追記3◆感想文はいまだ格闘中(←仕事遅すぎ!)。上映時の会場での感想などを以下に少し……。

第8回大阪アジアン映画祭で上映された『GF*BF』(《女朋友。男朋友》)の「世間的な反応」は、大雑把にまとめると、恋愛や人生といった面からこの映画を受け止めた人にとってはすこぶる評判がよく、台湾の民主化運動の歴史といった社会的側面の描写までを期待した(と思われる)人からは今イチな感想だったというところかと思う。

映画祭での3回の上映は、それぞれに雰囲気が異なっていた。1回目の梅田ブルク7/スクリーン3という比較的大きめの画面での上映はそれはそれは素晴らしかった。特に戸外で撮られた幾つもの夜の場面の美しさは、スクリーンが大きければ大きいほど強い印象を残す。日本における最初の上映ということもあったのか、上映後の客席から立ち上る息をのんだように張り詰めた空気感も、ほかの作品の上映後にはなかったもののように感じられたし、その後の2回の本作の上映後にも感じられなかったものだった(単に自分が久しぶりに見てそういう状態に陥っていただけだったのかも知れないが……)。別記事のコメントにも書いたが、上映が終わって会場を出る観客たちの間から、「人生経験がないと、この映画を理解するのは難しい」といった声が聞こえてきた。

2回目のシネ・ヌーヴォでの上映は、劇場自体が大きくないこともあり満席で補助椅子までを使用しての上映となった。特筆すべきことはないが、直後に上映された杜琪峰(ジョニー・トー)の『毒戦』よりも観客が多かったということには驚いた。 

3回目の梅田ガーデンシネマの上映時には、楊雅[吉吉](ヤン・ヤーチェ)監督がゲストとして登壇されQ&Aとサイン会が行われた(上の画像はそのときに台湾版DVDに頂いたサイン)。シネ・ヌーヴォよりは大きいがブルク7よりはずっと小さいこの劇場の上映でたった1つだけインパクトのある出来事があった。1970年、中山記念堂前で学生たちが抗議の座り込みを続ける中、陳忠良が私服警官と密会する場面(彼の「秘密」が初めて明らかになる場面)で、客席から悲鳴にも似た驚愕の声が上がったのだ(それも1人ではなく何人かの……)。作品自体がそのように作られているし、台湾でのプロモーションのときにもマスコミ試写が行われるまでは陳忠良のセクシュアリティに関する説明は一切なかったから、それはそれで「有り」なのかもしれない。しかし思わず発された驚きの声は、小さなショックではあった。

映画祭の閉幕日(3月17日)の午前中に行われた楊監督とのファン・ミーティングは1時間だったのが残念だ。上映後のQ&Aと同様に、挙手した人が質問し通訳の方を介して監督が答えるスタイルで、ファン・ミーティングに参加するほどの熱意ある観客だから仕方ないのか、質問者の質問がどうしても長くなり、参加者のうち5~6人しか声を発することができなかった。どちらかというと「台湾映画」ファン・ミーティングといった風情で、作品に関するディープな質問をされて(監督をも驚かせて)いたのは1人の方ぐらいで、ほかの方は比較的一般的な質問だった。個人的には、監督が熱を込めて話しをしかけたのを司会の方から制止された、台湾での脱原発運動の話などもっと聴きたかったが……。

2013.02.06

《失魂》についての映像など

Soul20130205

昨年6月以来さっぱり何も出てこなかった、鍾孟宏(チョン・モンホン)監督の新作《失魂》についての記事が……。このシノプシスは昨年6月に既に出ていたものですが、映像(ティーザー・トレーラー)の方は初めてかと思います。張孝全(ジョセフ・チャン)はここで見る限りもう1つ味が足りない感じがするのですが、それは「魂を失った」男を体現しているということなのかもしれません。他の出演者が凄いキャリアの持ち主ばかりなので、彼がどうがんばろうと比較にはならない部分が多いでしょうが、作品が素晴らしいものであればいいなと思います。「魚をつかむ」映像が出てくると、すぐに『沈む街』を思い出す筆者ですが、今回ももちろん嬉しがらせていただきました。ポスターは、どこかのんきで可愛い「魚の開き」でありながら、目玉や胴に差した「血」を想起させる赤が異様な緊張感を醸し出していて、とても面白いと思います。

台湾での公開は2013年8月9日。出演は、王羽(ジミー・ウォング)が70歳の父親"王伯伯"役。張孝全はその息子"阿川"。日本料理店での料理人という役どころでしょうか。姉の小芸はキャストを見る限りでは陳湘[王其])(チェン・シアンチー)が演じているのではないかと思います。(そして確か6月に出ていた報道では、その夫の役が戴立忍(レオン・ダイ)のはずだったかと……)

「アジアン・バラダイス」さんの6月9日付の記事では、プロデューサーは葉如芬(イエ・ルーフェン)とのこと。《女朋友。男朋友》も彼女のプロデュースですが、多くのヒット作をものした実力派プロデューサーです。《女朋友。男朋友》のときにも、さまざまなところで顔を出されていた方ですが、完全に「大物」の風格でした。


(2013/05/13)
追記◆《失魂》は、2013年第15回台北電影節(6月28日~)の開幕上映作品に決まりました→記事


Soul20130629
(2013/7/1)
追記◆台湾での公開は8月30日に変ったようです。
     《失魂》→正式予告編
         →公式Facebook
画像は29日の台北電影節オープニングイベントでのもの→台北電影節公式記事(画像もこちらより)。正式予告編、見る前に金士傑さんが出ていることは知っていたのですが、龍子さん(トゥオ・ゾンファ)まで出ているとは豪華な!(←個人的に豪華なだけか?)

2013.02.04

不本意ながら

記事の続きが読みたくはなります。雑誌『MRRM』2013年2月号

Mrrm201302

雑誌を買うときりがないので、偶然ならいざ知らず、あまりそちらまで手を伸ばしたくはないのですが……。見つけてしまうと気になるのが人情です(?)。

ちなみに張孝全の、今のところわかっている《女朋友。男朋友》以降の映画は、かなり前に撮影を終了している鍾孟宏監督の《失魂》(王羽、戴立忍と共演のサスペンスで、殺人容疑者の役だとか)と、昨年11~12月あたりで撮影していたらしき黄真真監督の《最後一次説愛[イ尓]》。こちらは、2012年東京・中国映画週間で上映された同監督の『愛の涙』(原題《傾城之涙》)というオムニバス作品の第2弾のようで、《傾城之涙2》というタイトルもついています。共演は中国の女優、白百何。2作品の余りの毛色の違いが面白いです。(追記◆こちらはタイトルが《被偷走的那五年》に変った模様)

しかし、やはりニエズ関連だと、最も期待すべき作品は馬志翔が監督している《KANO》でしょうね。来年のお正月映画として台湾で公開されるということなので、まだまだ見られるのは先でしょうが。

そして、馬志翔が出演している『セデック・パレ』は、ついに日本での公式サイトができて、今年のゴールデンウィーク公開と発表されています。もちろん国際版ではなく、台湾と同じ2部構成(1部『太陽旗』、2部『虹の橋』)での上映です。

そういえばスキャンダルで干されてしまっていた范植偉も、何かの映画に脇役で出るという記事を少し前に見たのですが……。

なつかしい金勤は、曹瑞原監督の《飲食男女—好遠又好近》の中でちらっと登場します。まるで「安楽郷」の小玉のように、クラブのカウンターの中に立って、主人公に飲み物を出していたりするのです。しかも印象はあのころとほとんど変わりません。

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