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2005.12.27

取り合えずつぶやきにて

◆テレンス・マリック監督『ザ・ニュー・ワールド』、まだ準備状態ではあるけれど、公式サイトが登場。

◆『ブロークバック・マウンテン』は、既に、シネマライズ(渋谷)でポストカード付前売の発売中。へ、『変態村』もここだっけ。合わせて前売りを買いにいかなきゃ。

◆『ファザー、サン』の公開はゴールデンウィーク。で、旧作も上映するそう。『マザー、サン』とセットで見られるのだろうか……。

◆やっと内職が終わったので、ニエズ電影版を見てみた。睡眠不足がたたって途中から爆睡だったので、詳細は後ほど再見してから……。で、最大の、最大のドラマとも原作とも違うところは、映画の制作年代と同じ1980年代リアルタイムの時代設定になっていたこと。ファッションも、インテリアも……。パーティーの場面でも、音楽はディスコ調だし、いかにも当時の中華ポップスという歌が流れるし……。青春鳥さんたちも、1980年代アイドル系の服装です(笑)。でも、でも、出演者といい、映画としてのできといい、さほど悪くないのである。あの重厚さとは違うものの、ドラマの源流を見る気がする。これは作品(原作&ドラマ)のファンなら必見。しかし阿青母は、柯淑勤(ドラマでの母役)の上手さを実感する。

2005.12.23

変態村

20051222001z昨日の六本木付近での、おなじみの全品300円居酒屋(!)での忘年会の写真を、気に入っている新しい携帯電話のカメラで撮ってみた(ああ、撮影が下手だ)。これで、ことしの忘年会はおしまい。そして3連休はPCに向かって仕事……で終わりか。


calvaireそして、今、最も気になっている映画。今年のファンタで上映された『変態村』(フランス・ベルギー・ルクセンブルグ合作。2004年作品)。アジア映画以外のファンタ上映作品でも最も気になったものだったが、残念ながら見逃す。当時はどこを見てもさっぱり内容が想像できなかったものの、最近では、公開館であるライズX(シネマライズ)のサイトのインフォメーションとか、ご覧になった方のレビューなど、大分雰囲気がわかってきて、これは必見かも知れぬ、と思う。2006年浅春(って、いつだ?)、ライズXにて公開予定。ちなみに、ファンタのクロージング作品だった『ナイト・ウォッチ』も公開が決まっている。

2005.12.18

05年私のアジア映画ベストワン投票

アジア映画ファンなら多くの人が知っている、毎日インタラクティブの紀平重成氏の「銀幕閑話」で、「05年私のアジア映画ベストワン」のメールでの投票が呼びかけられている(1月3日締め切り)。

記事をご覧いただければおわかりのように、「あくまでも1本。地域は東の日本から西のトルコまで。また公開作品だけでなく、映画祭の上映作品も加えます。コンペのある大きな映画祭だけでなく「韓流シネマ・フェスティバル2005」のような特集イベントの作品もOKです」とのこと。

うーーん、「1本」と言われると、今頭に浮かぶのはアジア圏の映画じゃないんだけどなぁ。

2005.12.13

ヒンズークシ山脈でM6.7

これをこんなカテゴリに入れていいかどうか……。

アフガニスタン、ヒンズークシ山脈の一帯でM6.7の強い地震(ロイター)。

"大地動乱の時代"に入ったのは、日本だけじゃないのか。

そして、大王だったコリン・ファレルもこんなことに……(こちらは日本語記事)。大丈夫?(微妙に後期アレキサンダー入ってきてる?)。《Miami Vice》の公式サイトができて、トレイラーも発表されたし、15日には《The New World》のプレミアもあり年末には一般公開、しかも作品はオスカー参戦(?)というところなんだろうに。公開作が好評を持って迎えられれば、彼の力になるだろう。良い作品であることを祈ろう。

Critics Love BBM

"断背山"こと『ブロークバック・マウンテン』は、12月9日にニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコの3都市の5館で小規模に限定公開されたが、LA批評家協会賞から始まって、American Film Instituteの2005年のMOVIES OF THE YEAR の10本にも選ばれ、ボストン批評家協会賞、そして歴史あるNY批評家協会賞(作品賞、監督賞、主演男優賞(ヒース・レジャー))もとり、アカデミー賞まで続いていく米国の賞レースの本命作品となってしまった。まだまだ賞はあるので、これからも何かニュースが聞けるに違いない。封切直後の週末で54万ドルを超えた興行成績も、R指定のアメリカ映画のアベレージとしては新記録だそうだ(→台湾聯合晩報)。「混んでて入れなかったよ」という書き込みを、向こうのblogでも目にしたし……。このあたりのことは「オスカーノユクエ」さんが詳しく書いてくださっている。特に作品内容に触れた部分、なるほどと納得。
(※)ちなみにNY批評家協会は、外国語映画賞と撮影賞に『2046』を選んでいる。

作品賞に《Good Night, and Good Luck》を選んだ全米映画評論委員会(The National Board of Review)では、監督賞(李安)と助演男優賞(ジェイク・ギレンホール)を獲得→記事。なおここでは、助演女優賞は『SAYURI』の鞏俐(コン・リー)、新人女優賞は《The New World》で、ポカホンタスとして14歳にしてコリン・ファレルと情熱的なラブシーンを演じリテイクを食らったと言われる Q'Orianka Kilcher(でもきっとコリン・ファレルのせいだろう(笑))。で、最も気になる作品が、主演女優賞をとったフェリシティ・ハフマンの《Transamerica》。日本では見られるか?

さらに、サンフランシスコ批評家協会賞(作品賞/監督賞/主演男優賞)も。


"断背山"は来週以降全米各地で公開され、オーストラリアでは1月、また台湾でも1月に公開予定。日本は3月に渋谷のシネマライズ、新宿武蔵野館、シネリーブル系などで公開予定とのこと。
(リンクはワイズポリシー(NEWSページ参照))


そんな中、こんな苦い記事も書かれていた
  →"A "Mountain" of Uncomfortable Laughter"。

これは作品評ではなくコラムである。筆者が『シリアナ』の上映館で、BBMの予告編上映のときに聞いた笑い声――主人公たちの抱擁の場面で劇場内に広がった笑いを耳にした体験から書き起こされた、ちょっとしたコラムである。

記事のタイトルを見たときに、米国での『アレキサンダー』の上映時(といっても必ず全ての劇場でというわけではないだろうが)、幾つかのシリアスな場面で笑いが起こったという、ファンにとっては非常に辛い話を思い出したが、この記事の中でショックだったのは、笑いが起こったということだけではない。

この劇場で上映されていた『シリアナ』(スティーブン・ギャガン監督、ジョージ・クルーニー、マット・デイモン主演、日本では2006年2月公開予定)は、アメリカの石油産業と中東情勢、先進国で起こるテロなどを一連のものとして告発した社会派のハードな作品で、決して単なる娯楽作品ではない。そういう映画を選んで見に来る観客たち――しかも、保守層の多い地域ではなく、住民の90%が大統領選で反ブッシュ票を投じたという圧倒的にリベラルなエリアにある劇場の観客たちが、見るつもりのなかった男性同士のラブシーンのワンショットに反射的に笑ったのだという。……「道のりは遠い」と筆者は書いている。

もちろん、カナダでの11月の試写でも出演俳優はとても良い感触を得たようだし、プロデューサーの非常に鷹揚な態度も頼もしい。ちょっとした記事だから軽くまとめらている感じだが、だかしかし、考えさせらるところは多い。いや日本だったら、笑いという情動よりは、しーんと白けちゃったりするんじゃないかと、『アレキサンダー』に来ていた高齢の男性客層なんかを思い浮かべて想像したりする……。米国でも日本でも、映画本編を見る人たちは、『アレキサンダー』と違い、映画の内容をある程度知って見にくるわけだから、笑いも白けもしないだろう。このあたりはBBMの強みだ。嫌な人は最初から見に来ないだろうから。でも、だからこそ「見に来ない人」たちにも見せてしまう予告編への「ナマなリアクション」が、「劇場中に広く巻き起こった笑い」だったなら、それは、作品を愛する人たちや笑わない側にいる(という言い方はあまりよくないかもしれないが)すべての人々にとって、何と言うか、やはり確かに――厳しいと言えば日常はもっと厳しいし、うんざりするとも言えるし、がっかりしたと言っても期待していたわけではないし――記事のとおり、"Unconfortable" としか言いようがないのかもしれない。

記録を打ち破るほどの興行成績といっても、今の規模はミニシアター公開に毛の生えた程度のものなのだろう。映画ファンと批評家たちに支えられた芳しい評判が、これから広い範囲で様々な層に見られていくにしたがい、作品への評価とは別の部分で、人々にどう受けとめられていくのか。(必ずや存在する「アンチ」の人々の影を見つけるにつけ)、ひっそりと騒がずに、原作者の小説のように静かに、動向を気にかけていようと思う。自分の「受け止める」順番が来るまで。(いやあ、もう、賞レースの結果は追っかけたくないですし……)


(おまけ)
"断背山"のことを考えていて、どうしても考えてしまい見てみたのだが――内容は全く関係ない――ピーター・レフコートのサイトがある。そこに彼は、ファンからしばしば受ける『ニ遊間の恋』の映画化に対する質問に関して、簡単な文章をアップしている。映画化のチャンスは、出版から現在に至るまで4回ほどあったそうだ。しかし、いまだ実現しないことを例えて、自分は父親のようだと、魅力的で始終デートに誘われてはいるが、なかなか結婚しない娘を持っている父親のような気分だと言っている。でも、まだ遅すぎはしない、と。(ここで、読者も深~く、うなずいた)

2005.12.11

ロサンゼルス批評家協会賞

bbm_dt2005年のロサンゼルス批評家協会賞が発表に。作品賞が『ブロークバック・マウンテン』、監督賞も同作で李安(アン・リー)に決定した(李安の作品は『グリーン・デスティニー』もこの作品賞を受賞している)。ほかは、主演男優賞が『カポーティ』のフィリップ・シーモア・ホフマン(ヒース・レジャーが次点)、主演女優賞は《Down to the Bone》のヴェラ・ファーミガ、助演男優賞はウィリアム・ハート(『ヒストリー・オブ・バイオレンス』)、助演女優賞はキャサリン・キーナー(《The 40-Year-Old Virgin》、『カポーティ』、《The Ballad of Jack and Rose》、『ザ・インタープリター』)。また美術賞(Production Design)は『2046』で張叔平(ウィリアム・チョン)、外国語映画賞は、この間ヨーロッパ映画賞でも作品賞を受賞していた《CACHE》(ちなみに外国語映画賞の次点も『2046』)。→2005年LA批評家協会賞

"断背山"の評判は、賛否両論というが総じて良いものが多い感じを受ける。大作のような大々的な公開ではないということだし、アメリカでは封切り時点では『SAYURI』の方が上映館数は多いらしいが、お客さんの入りも悪くないようだ。『アレキサンダー』も楚々とした公開のインディーズ映画だったりしたら、それなりなカルト作として面白がられたりして受け入れられたんだろうかとか、また失った子どもの年齢を勘定するようなことを考えたりして……(泣笑)。映画評論家によるキネマ旬報のヴェネチアレポートには、そつのない造りの李安よりも、(当初監督として名前の挙がっていた)個性の強いガス・ヴァン・サントで見たかったという評もあった。ヴェネチアではことしは全体的に作品のレベルが低かったのだなどという噂もあるが、ヴェネチアもLA批評家協会賞も獲ったということは、"断背山"が一般の観客にも批評家筋にもある程度の満足をもたらすバランスのとれた作品であるということなのだろう。そういえばエニスの妻を演じる、ミシェル・ウィリアムズって、『ランド・オブ・プレンティ』の主演女優ではないか……ときょう初めて気付いたバカである。それから、当初ガス・ヴァン・サントとともに映画化に興味を示していたというもう1人の映画監督ジョエル・シューマッカーが監督していたら、どこかの海外サイトで冗談(?)のようにつくられている画像のように、コリン・ファレル&ジョシュ・ハートネット主演だったりしただろうか、などと思う……。

で、ブッシュも夫人とともに見たという(笑)→Unconfirmed Sorces ("Unconfirmed Sorces"というサイトの記事なのでUnconfirmedですよね?)

単なる映画評ではないけれど、この辺も気になった。上の小さい画像はTelegraphのサイトの記事より。

と、ところで……ちょっと前のニュースですが、テネイシャスD映画化って(ウーさん、どうなの?)。


【追記】
E・アニー・プルーの公式サイトで、原作者本人が"断背山"公開に伴うインタビューぜめにキレて、「もうインタビューは受けない」との声明とともに、FAQとして、親切にも(始終聞かれてうんざりしたであろう質問に)すばらしい答えを載せてくれている。特に最後に書かれている、最初に映画を見たときの感想が嬉しい。小説そのものの淡々とした語調で、映画化に対し、いかに自分が描いた世界が損なわれるのが恐ろしかったかを書いている(語っている)。でも、映画を見たらびっくりしたと。そんな自分の心配したようなことは全くなくて、むしろジャックとエニスという登場人物、自分の想像力から生まれた2人の人間への、もうずっと過去のものになっていると思い込んでいた想い(愛情)がよみがえってきて驚いたと……。自分はアメリカで最初の、小説世界が完全に無傷で映画化された原作者かもしれない、というようなことすら言っている。いや~これは、迷っていた映画本(洋書)も欲しくなってきた。脚本家のエッセイなどのほかに、彼女のコメントも載っているということで……。(原作本はついに先週発注済み、ああ)

2005.12.08

不覚にも電影版DVD

neizi1986dvd2005年11月に、幻の電影版《[薛/子]子》(1986年・虞勘平監督)のDVDとVCDが台湾で発売になっていた。本当にびっくり。ということで、おなじみYesAsiaで購入できるので、さっそくDVDの方を発注してみた。今さら外国公開はないだろうから当然ではあるけれど、うれしいことにリージョンALLである。このジャケットはすごい。日本の1950~60年代的デザインセンスというか……。真ん中のオヤジは楊教頭?

一応、これでも月曜夜の祐祐出演のNHK中国語講座は見た(笑)。いや、みんな育ち盛りだなと思う。話す内容や振る舞いを含め、どんどん大人の顔になってくるのが、頼もしいやら、寂しいやら。そして、十七歳……の日本での成績が気になるところだ。来年は台湾映画が幾つか公開されるという話なので、そのさきがけとして、少しいい感じになってほしいとは思う。その前に、自分こそ早く見にいかなくちゃ。


EW_853ついでにといっては何だが、紀伊国屋書店のWebで、2005年12月9日付のEntertainment Weekly(雑誌)も発注してみた。ジェイク・ギレンホールとヒース・レジャー表紙である。当然、米国では12月9日は『ブロークバック・マウンテン』が封切なので、そのタイミングでの表紙扱いということだろう。(テレンス・マリック監督、コリン・ファレル主演の《The New World》は、12月25日公開だったっけ?)

2005.12.04

イスマイル・マーチャント最終作

先ごろ亡くなったマーチャント・アイヴォリー・プロダクションのプロデューサー、イスマイル・マーチャントの最後のプロデュース作品でJ・アイヴォリー監督作《The White Countess》がもうすぐ公開される。1930年代の上海が舞台でカズオ・イシグロが脚本を書き、主演はレイフ・ファインズ、真田広之も出ているという作品だが、いや~、何と撮影が、クリストファー・ドイル&黎耀輝なのである。トレイラーを見ると、すっかりアイヴォリー映画になっているが、映像面でも楽しみである。カズオ・イシグロ脚本ではあるけれど、特に小説の映画化ではなさそうで、マーチャント・アイヴォリー企画のオリジナル脚本らしい。日本でも来年公開(?)。

ツボヤキ日記さんで大変詳しくレビューされてます。

ソニー・ピクチャーズ・クラシックスといえば、あちこちで話題のキリアン・マーフィが女装でがんばる(?)あの《Breakfast on Pluto》もここだっけ。

すみません、内容なくて……。

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