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2005.09.07

Scars on Memory

早くも、きょうの台湾の芸能ニュースには、東京国際映画祭の「アジアの風」部門に、陳俊志(ミッキー・チェン)監督のキュメンタリー《無偶之家,往事之城(Scars on Memory)》が選ばれたという記事が出ている。

過去の陳俊志監督の作品としては、1999年の山形国際ドキュメンタリー映画祭で、《美麗少年》が上映されている。後年東京で《美麗少年》の上映があり、自分は間違えて、たまたま近いタイミングで開催されていたNHKアジア・フィルム・フェスティバルの『きらめきの季節/美麗時光』のチケットを買ってしまった。当然のごとく《美麗少年》を見損ねたまま現在に至る。まあそこで、『きらめきの季節/美麗時光』の范植偉に初めてまみえることになったわけなのだが。

(公式発表されたわけではないので断言はできないが)、アジアの風で上映されるらしい《無偶之家,往事之城》は、9月30日から10月4日まで台北で行われる"台湾国際民族誌影展(Taiwan International Ethnographic Film Festival)"(→台湾国際民族映画祭とでもいうのか?)でも上映される。作品は5年をかけて制作された新作で、公式サイトの説明によると「最新作品《無偶之家,往事之城》以中年男同志在三温暖中發展的真摯友情為記録軸線,並刻劃喪偶同志的心路歴程」とのこと。

scarsonmemory
《無偶之家,往事之城》の中年の方々。


さて、昨日の午後と本日午前、休出の代休をとり、昨日午後はチェコ映画祭に行ってきた。3本見ようと思って3回券を買ったものの、(午後の1本目(『ブルノの退屈』)も非常に面白かったのが)2本目に見た『ジェラリ』が、素直な大河ドラマ系の作品であるにもかかわらず登場人物が素晴らしく、余りに感動的だったため、最後の1本を見るのをとりやめ余韻にひたったまま帰宅した。一昨日のブラジル映画祭『マンゴー・イエロー』も強烈。

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コメント

かえるさんのレビュー、拝見してきました。コメントありがとうございます。

『マンゴー・イエロー』は、作中で読まれる「黄色は……」という詩が象徴的でした。黄色い色をした「美しくない物」の羅列は、詩としてすごい。作中のゲイのドゥンガは登場シーンは多いものの、どちらかというと狂言回し的な役割ではありましたね。ラストで美容室に行く肉屋の妻の迫力が、作品をひきしめていた気がします。

> 3回券を買ったのに見ないなんて太っ腹ですね!
いや、最終日の最終回を見にいけたら、とも思っていたのです。でも、仕事が終わらず、行けませんでした。

『ジェラリ』は、特に目新しい演出こそないものの本当に素晴らしい作品でしたね。もう1本見た『ブルノの退屈』はセックスにまつわる現代劇で、メインは不器用な男女の初体験の話なのですが、群像劇にもなっていまして、ラストは、それまで女性とうまくいかないと悩んでいた男と彼をなぐさめていた友人の男が、実はお互いを愛し合っていたと気付き、路上でひしと抱きしあって終わるという明るいコメディでした。

私も感想をエントリしたいのですが、日々ヘロヘロで、情報記事ばかり載せています。

こんにちはー。
私も『マンゴー・イエロー』を観に行きました。
なかなか強烈な場面が満載でしたね。

そして、チェコ映画祭でも2本観ました。
『ジェラリ』 はすばらしかったですよねー。
それにしても、3回券を買ったのに見ないなんて太っ腹ですね!
でも、余韻に浸りたかったというのはよくわかります。

それから、13日の記事にもいたく同感です。
これでいいのか、ニッポン?

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