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2005.09.11

断背山が金獅子賞

Venice_12 Venice_16

いよいよきょうは衆院総選挙の投票日。各所で自民圧勝が予測され、きょう(0911)は「日本のファシズム時代の幕開け」などとも言われていて暗~い気分なのだが、唯一本当に気持ちの良いニュースが聞こえてきた。

9月11日で閉幕したベネチア国際映画祭では、『ブローク・バックマウンテン』が金獅子賞をとった→記事。現在、とろとろと原作者E・アニー・プルーの『シッピング・ニュース』(集英社文庫)を読んで気分を盛り上げているところだが(笑)、さらに公開が楽しみになった。

画像左は受賞時のアン・リー。右はPhotocall時のもの。上映時の正装の監督は別として、このカジュアルなスタイルで俳優の間に立つアン・リーは、どう見ても「ひろしさん」(車寅次郎の妹さくらの夫=前田吟)、ですよね?

他に短編部門では台湾映画《小站》(Small Station)が短編賞を獲得。スタンリー・クワンの《長恨歌》も欧州芸術交流賞(→大陸報道による賞名。正式名称不明)を獲った、とのこと。
  ↓
(追記)
『ブロークバック・マウンテン』はカナダ映画ではあるが、年末の米国公開を控え、作品内容についてよりも、1960年代とはいえ西部物という伝統的固定的イメージの強いジャンルの中で、カウボーイと農夫の20年に及ぶ愛を描いているということで、『アレキサンダー』の興業的失敗(の主要原因)や『愛についてのキンゼイレポート』の制作段階からの上映時までの反対運動などに見られる、非近代的な信念を持つ保守層を半数以上抱えたアメリカで、どのような評価を得られるかということが今回随分と報道されていたように思う。

ちなみに今回のベネチアの映画祭では、『ブローク・バックマウンテン』の主演陣のうち、ジェイク・ギレンホールの出演作ではほかに《 Proof 》(ジョン・マッデン監督)が、ヒース・レジャーの出演作では『ブラザーズ・グリム』(テリー・ギリアム監督、もうすぐ日本でも公開!)と《 Casanova 》(ラッセ・ハルストレム監督)が上映されている。いやあ、ヒース・レジャーは来てますねえ。でも、今回のベネチアの最も噴飯的"萌え"報道はこれだったかと。

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コメント

ひでさん、こんばんわ。選挙結果には、今はもう恐怖のみです、先のことを考えると。

さて、テリー・ギリアム、大好きなんですが「ロスト・イン~」は見損ねてます(←って、寡作な監督の作品を見損ねてどうするよ)。予告編を初めて見たときには、(良い意味で)とてもびっくりした記憶があります。その後の進展は……聞きませんが、どうですかねえ。

そうそう、ひでさんが「日々の雑感」に書かれていた「酒を飲み交わしたい歴史上の人物」の「アレクサンドロス大王とは飲みたくない」には、私も笑いながら大きくうなずきました。一緒に飲んだら、槍で刺されるか、飲まされすぎによる急性アルコール中毒で死に至る……というところでしょうか。でも、宴席を柱の陰からのぞき見たくはあります。そして、かの地で地元のワインを飲んではみたくはあります。

石公さま、おひさしぶりです。
選挙についてはもう何も言いますまい。

テリー・ギリアム最新作「ブラザーズ・グリム」は楽しみですが、ギリアム監督にはぜひドン・キホーテの映画をあらゆる手段を講じて完成させてほしいものです。「ロスト・イン・ラ・マンチャ」が世に出てからもう結構たっていますが、その後事態の進展はあったのでしょうか。

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