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2005.08.10

男の子の名前はみんなアレックスっていうの

2005年8月30日から9月9日にかけて、東京都写真美術館にて「2005 チェコ映画祭」が開かれる。1日ぐらい足を運んでみたいなあと考えているのだが、上映作品を見ていたら、作品紹介に「サロニキ映画祭 アレクサンダー銀賞」という受賞歴を持つ映画があった。

相変わらず小ネタですが。

テッサロニキ国際映画祭(=サロニカ映画祭)は、文字どおりギリシャのテッサロニキで毎年11月に開催される国際映画祭である。で、ベネチアだったら金獅子賞、ベルリンだったら金熊賞(香港だったら金像奨、台湾だったら金馬奨、大陸だったら金鶏奨(って違うか?))にあたるメインの賞が"Golden Alexander"=金アレクサンダー賞(アレクサンダー金賞)なのだ。熊やら獅子やらにあたるのがアレクサンダーというわけだ。さすがギリシャ。もちろん銀のアレクサンダー賞("Silver Alexander")もある。2002年には、この最高賞(アレクサンダー金賞)を、日本の杉森秀則監督の『Woman of Water/水の女』と、タイのアピチャッポン・ウェラーセタクン監督の『ブリスフリー・ユアーズ』が同時に受賞している。

ウィキペディアによれば、テッサロニキはカッサンドロスの妻の名(テサロニケ)にちなんだ地名で、彼女はアレクサンドロスの姉(フィリッポス2世の娘)であるという。

一方、現マケドニア共和国の映画祭としては、スコピエ映画祭がある。今年はもう終了しているようだが、英語サイトがないので、上映作品ぐらいしか理解できない。

日本で上映されたマケドニアの映画を調べてみると、最も気になるのはカルト・ムービーと紹介される『グッバイ20世紀』(1998年 マケドニア)である。これは相当ヘンそうで面白そう。近年で最も名高いのは『ビフォア・ザ・レイン』(1996年 イギリス・フランス・マケドニア)。合作だがマケドニアが舞台の作品で見ている方も多いと思う。『ダスト』(2001年 イギリス・ドイツ・イタリア・マケドニア)は『ビフォア・ザ・レイン』のミルチョ・マンチェフスキー監督の2作目で、前作とはまったく違うとんでもないシノプシスがそそる作品だ。バルカン半島を舞台にした西部劇って何だよ!?(笑) そして最も新しそうなところでは、昨年の東京国際映画祭のコンペティションで上映された『ミラージュ』(2004年 マケドニア)があった。こちらはリアルで重厚な内容の映画のようだが、検索しても東京国際映画祭の公式サイトの作品紹介ページはリンク切れ。ほとんどの国際映画祭サイトに存在する前年以前のアーカイブページが東京国際映画祭のサイトに常時ないっていうのは、どう考えてもみっともないやね。

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コメント

ひでさん、こんばんわ。

チェコの作品はいかがでしたか? ひでさんのサイトで感想を拝見したところ、ご覧になったのはクールそうなお話で、なかなか面白そうですね。ドイツ映画祭でもそう感じましたが、(そういうセレクトなのかどうかは知りませんが)ハリウッド映画に比べると、ほかの国の作品は家族をテーマにしたものが多い気がするのですが。

私はまだ何にも行けてません。本日はアジア海洋映画祭に行くつもりが、海浜幕張はウチから行くには不自由で、へこたれてしまい、近場に走りました。明日の夜は仕事帰りに何とかしてブラジル映画祭に行くつもりなのですが、これから明け方にかけて寝られない仕事があり、会場で爆睡しそうで心配です。チェコは先週の休出の代休が半日でも取れたら、あさっての午後にでも行ってこようかと思ってはいます。

石公様、こんばんは。おひさしぶりです。
ようやく「チェコ映画祭」を見に行けました。といっても見たのは1本だけだったのですが・・・。ブラジルには未だたどり着けず、このまま終わってしまいそうな嫌な予感が・・。

ひでさん、URLを入れていただきありがとうございました。

よもやまさか、凄いなあと思って読ませていただいていたサイトの管理人さん(というか著者ですね)に、コメントなどいただけるなどとは思ってもいなかったので……。

私は歴史はめっぽう苦手、世界史も日本史も基本的に興味なし、あるとすれば現代史(今現在、8月の定番ということで「戦後史」という教科書みたいな総論的新書(岩波新書)をえっちらおっちら読んでいます。でも知らないことが山ほど)……という人間ですが、今回の映画で古代の豊穣に目を開かされました。それでも、本質的な歴史の部分より、アレクサンドロスという人物とその行いが、現在に至る世界史の中でどういう読まれ方、受けとめられ方、「使われ方」をしてきたかの方により興味を持ちます。

イマジネーションに乏しい石頭なので神話の世界ももうひとつ苦手なのですが、ベルリン博物館島のペルガモン美術館の大祭壇やイシュタル門の復元など、かなうかなわないは別として、見てみたい憧れの場所の1つになりました。

>あの映画が公開されてから後、私のサイトに来る人の数が少し増えたような気がします。

映画をきっかけに大王に興味を持ってPCに向かっている人なら、ひでさんのサイトを知らなかったら「もぐり」です(笑)。他ももちろんですが、アレクサンドロス関係の記事、特に楽しみにさせていただきます。

石公様、おはようございます。

ファンタスティック映画祭の上映作品、少しずつ発表されてきているようですね。例年その時期は仕事の都合上見ることは難しそうですが、運良く1本くらい見られればいいかなと思っています。

私のサイトの鑑賞記は、何度か改訂はしているものの他のサイトやブログの感想と比べると何とも読みにくく、今にして思えば汗顔の至りですが、そんな鑑賞記ならびにサイトの他の記事も読んでくださりありがとうございます。あの映画が公開されてから後、私のサイトに来る人の数が少し増えたような気がします。世間ではまあ色々と言われている映画ですが、あれがきっかけでアレクサンドロスや古代史に興味を持ってくださる方が少しでも増えればいいなあと思っていますがどうなのでしょう・・。現在はアレクサンドロス以後の歴史の方に取り掛かっていますが、股何か書くことがあったらアレクサンドロス関連の記事が増えているかもしれません。

(追記)
Weblogも持っていましたが、サイトの方を中心にやっていくことにしたついでにWeblogをリニューアルし、全部の記事をいったん消してしまい、ほとんど記事はない状態です。

ひでさん、残暑お見舞い申しあげます。

ロシア映画は……おなじみの三百人劇場でしたね、確か。既にファンタの上映作品名が聞こえてきたり、夏が終わると映画祭シーズンに転げ込んでいきますので、各種特集上映も、あまり無理せず「見にいけたら幸せ」という程度に、予定を頭に入れておくことにしました。それでなくとも、公開映画の楽しみなものも目白押しですので……。

そうそう、サイトをお持ちだということもあり、ひでさんのお名前を「どこかで見た記憶が……」とずっと考えてきましたが、やっと本日思い出しました! オリバー・ストーン版を見て大王が気になってから、私のアレクサンドロス関係のブックマークとして最初に登録させていただいたのが、ひでさんのサイトにアップされている鑑賞記のページでした。気付かずにお恥ずかしいです、大王ファンとして(笑)。失礼いたしました。もちろん、鑑賞記だけでなく、本体の素晴らしい歴史関係のページも有難く読ませていただいておりました。

最近はほんとうに不精で、ブックマークからサイトめぐりをするということをせず、ほとんどRSSリーダにあがってくる更新情報からWeblogに飛ぶばかりです。固定的に見せていただいている情報サイト以外は、何か気になることがあって検索をかけたときぐらいしか、一般的なホームページにアクセスすることはまれなので、ひでさんのお名前になかなか気付きませんでした。(たしかWeblogもお持ちではなかったですか?)

強制するつもりはまったくありませんが、もしまたおいでいただけるようなことがありましたら、ご迷惑でなければ、書き込みの際にURLをお入れいただけたら光栄です。

石公さま、こんばんは。

チェコ映画祭ですか、これは時間があったら是非行きたい企画ですね。今年は夏の終わりにチェコ映画祭の他にソ連映画を上映する企画が集中しているのでどれを見たらよいのやら、少々困っています。

ウーさん、どうもどうも。
そうですね。小川国夫は、むか~し「アポロンの島」を読んだだけですが、ギリシャも旅して、あのあたりを背景にした作品を書いてますよね。しかし全く覚えていません。覚えているのは「エリコへ下る道」という作品のタイトルのみ。

検索ですぐに出てくる氏のエッセイ(サンデーニッケイ連載(連載終了)、焼津信金ホームページ内)に「焼津はギリシャに似ている」というタイトルのエッセイがありました。それは氏自身の感慨なのですが、文中には、焼津を避暑地(!)として偏愛した小泉八雲も焼津にはギリシャを偲ばせるものがあると言っていた……という表記があります。

http://www.yaizu-shinkin.co.jp/bunka/ogawa11.htm

ギリシャと焼津は「光の質」が似ていると言われても、ギリシャが余りにも遠い我々には、「偲ぶ」どころか「焼津にてギリシャを推し量る」ぐらいしかできないですね(笑)。

こんばんは。毎日暑いですね。
テッサロニキ……個人的には懐かしい地名です。はるか昔読んだ、小川国夫のごくごく短い小説が「テサロニキに病んで」という題名で、テサロニキとはどの辺かと、わざわざ地図で調べたことを思い出しました。あ、いや、それだけなんですが。すんません。あのあたり、いつかほんとに行ってみたいもんです。

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