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2005.06.16

Who?

テレビで『ザッツ・エンタテイメント PART3』の後半1時間を見る。正しくは月曜から毎日必死で早く帰宅して、『ザッツ・エンタテイメント』の1作目の後半1時間と、PART2の後半1時間も見ている。後半1時間なのは、がんばってもそれ以上早く帰宅できないからである(もっと遅く放送してくれ)。1と2はかなり昔に既に見てはいるのだが、改めて今じっくり見ると、ジーン・ケリーの華やかな表情と柔軟な動きに圧倒される。体操選手かバレエダンサーのような肉体に、物凄い運動神経。ハリウッドでは異例のスタントなしだそうだ。その上に心に染みる満面の笑み。彼を見ていてふと、(インド映画は何本も見ていないので決して詳しくないが)まばゆいオーラを放ち、柔らかで力強いパフォーマンスを繰り広げるシャー・ルク・カーンを思った。

3作の中では、ジーン・ケリーが監督した2作目がとても良いような気がする。

さて本題はそんなことではない。今日初めて見たPART3の中に、1946年の日本未公開ミュージカル『雲流るるはてに』(Till The Clouds Roll By)の、ジュディ・ガーランドが歌うシーンがあった。カナリア・イエローの美しいドレスを着て彼女が歌うのは、「Who?」という曲である。この歌を聴いた途端、長年の疑問の1つに答えを得た。

この歌こそ、『アナザー・カントリー』の中でガイ・ベネット(ルパート・エベレット)が、ジェームズ・ハーコート(ケアリー・エルウェズ)との初デートの後、とっくに門限を過ぎてしまった自分の寮(の図書室?)に窓から忍び込み、たまたまそこで勉学に勤しんでいたトミー・ジャド(コリン・ファース)の横で床に寝転んだまま、ああでもないこうでもないと話しかけて邪魔し、勉強をあきらめたジャドが去り1人に残された部屋で、仰向けのまま幸せそうな表情で歌う歌なのだった!(もう20年も前の映画だというのに、この作品だけは何にも調べずに、湧き水のように言葉が出てくるってどうかね、俺……)

その夢見心地の歌につく字幕は「君に心を奪われて/僕は夜昼夢心地/かなわぬ夢と知りながら/幸せいっぱい躍る胸」(←さすがにここはDVD参照)。あとから調べてみたら、この歌の曲名をきっちり記述している海外サイトがちゃんとあった。英語の歌詞も載っていた。英語だと、同じ部分は「僕の心を奪ったのは誰?/僕を夜昼夢見心地にしているのは誰?……」というような言葉になり、つまりそれが曲のタイトルの「Who?」である。もちろん「誰(Who)」かといえば、それは「君(You)」なのだけれど。

『雲流るるはてに』(Till The Clouds Roll By)では、さすがに大人の女性になったガーランドが歌うだけあって、ベネットが酔っ払って歌った腑抜けた鼻歌ではなく、それはそれはかっこ良いものだった。

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