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2005.05.06

取り返しのつかないことをする

「バンコク国際映画祭 オリバー・ストーン」で検索をかけていた方がいらしたので、かつて調べたことはあったが、もう一度自分も調べてみた。

実はバンコク国際映画祭での『アレキサンダー』キャスト関係の画像は、海外ファンサイトが一番充実していて、夢のような大王&側近ぞろぞろの集合写真(しかも大変楽しそうな表情の(もちろん役柄の服装ではなく)フォーマル姿)などが見られるのだが、公式サイトの報道写真には、オリバー・ストーンロドリゴ・プリエト(撮影監督)の画像以外一切見当たらない。

2005年のバンコク国際映画祭で『アレキサンダー』が上映されたのは、撮影監督のロドリゴ・プリエトがCrystal Lens Awardを受賞したことによる作品上映(ほか『フリーダ』)の際だが、今年のバンコク国際映画祭ではオリバー・ストーンへのトリビュートということで特集上映もあり(『7月4日に生まれて』、『天と地』、『プラトーン』、『サルバドル~遥かなる日々』)、加えてコリン・ファレルをスターダムにのし上げたジョエル・シューマッカー監督もCarrier Archivement Awardを受賞し、『フォーン・ブース』(ほか『ロストボーイ』、『フォーリング・ダウン』、『評決のとき』)まで上映されているのに、どうしてコリン・ファレルの写真が見当たらないのか? なぜだ! と思っていたら、"Thai Movies!"という素晴らしい(!)サイトの2004年2月のニュース記事(バンコク国際映画祭関連)の中に、こ~んなことがきっちり書かれていた。

●バンコク国際映画祭閉会式には多くのアジア及びハリウッドのスターが参加。 『S.W.A.T.』のミシェル・ロドリゲス、『アレキサンダー』のヴァル・キルマー、ジャレッド・レトとロザリオ・ドーソン等。
●閉幕映画に選ばれたのは、ヴァル・キルマー主演の米国映画《Spartan》(ワールトプレミア)。
●映画祭の歓迎パーティにて8部門から成るキンナリトーン賞(Golden Kinnaree Awards)が発表された。会場にはミシェル・ロドリゲスが紫色のドレスで現われ、『Alexander』の主役コリン・ファレルはヒロイン役のロザリオ・ドーソンと腕を組み、ヴァル・キルマー、ジャレッド・レト(正しくはヒロイン役はロザリオではなくこの人←ウソ)、ジョナサン・リース=マイヤーズ及び同映画の監督オリバー・ストーンの息子ショーン・ストーンと共に入場した。(ちなみに海外ファンサイトにある画像では、クレイトスもクラテロスもネアルコスもいたぞ♪)
●オリバー・ストーン監督は、タイ映画《タウィポップ(The Renaissance)》の主演女優ワニダー・フェーウェー(フローレンス)と並んで入って来た。

一番下の"ワニダー・フェーウェー"については、彼女が主演する《タウィポップ(The Renaissance)》の撮影をオリバー・ストーンが見に来たという2004年1月のニュースの中にこんな発言が。
●ストーン監督が見学にみえるなんて、思ってもみなかったことでした。後日、監督と食事をご一緒する機会があり、監督の新作映画『アレキサンダー』に出演しないかと誘われました。しかしニューヨークでのモデルの仕事が詰まっており、決心に手間取っていたら、もう待てないとのことでした。

おわかりだろうか。キャストが参加したのは2004年のバンコク国際映画祭。『アレキサンダー』の上映&監督と撮影監督が参加したのは2005年のバンコク国際映画祭。大王&ヘタイロイ親衛隊の豪華ステージ写真は、タイでロケ中(あるいは直後?)だった2004年だから実現したことだったのだろう。ちなみに2004年はオリバー・ストーンが Career Achievement Award を受賞している(2004年2月3日の"Taipei Times"にも、オリバー・ストーンの受賞に際し、撮影中の俳優が映画祭に参加したことが書かれている。訓練された象が必要なためにタイで撮影している、とも。だかヴァル・キルマーが映画中でタイロケらしきシーンに登場するのは、ポロス王との戦い後に傷ついたアレクサンドロスが皆の前に姿を現すシーンでの"象徴"としてのワンカットのみだと思うが、あれしか撮っていないのだろうか? そのために長い日数現場にいるとも思えないが、もしかしたら、コリン・ファレルはバンコク国際映画祭で再会したヴァル・キルマーと飲んで骨折したとか?)。

おかげさまで"Thai Movies!"の情報には、すっかり楽しませていただいた。公のサイトでもWeblogでもないのでコンテンツページを直にリンクできないのが残念。

bangkok2004_a01_s bangkok2004_a02_s bangkok2004_a03_s

これらは2004年のバンコク国際映画祭の公式サイトにあった画像。左は監督とコリン・ファレル。中央、ヴァル・キルマー。右はジャレッド・レト(実際のサイトの画像はもっと大きい)。


ということで、取り返しのつかない日々をふりかえってみた。


museum_alex_200308_sもう1つ、大王がらみの取り返しのつかないものがある。それは、ちょっと検索するとすぐ出てくるのだが、2003年に東京国立博物館(8月~)と兵庫県立美術館(10月~)で開催された「アレクサンドロス大王と東西文明の交流展」だ。→展覧会がらみの公式ページはほとんどがリンク切れしている中、まだ生き残っているのが日本通運ページ兵庫県立美術館のページ。そして最もわかりやすいのが、たいへんラブリーなサイト"古代遺跡な日々"の中にあるこの特集ページだろう。「異なる博物館のアレクサンドロス像が、いっぺんに見られる」という説明と館内の平面図には、『この世の果ての家』原書版朗読CDを発見したとき同様に悶絶した。当時、この展覧会があったことはかすかな記憶にはあるのだけれど……。ああ、あと2年遅くこの展覧会をやってくれたていたら、イシュタル門のライオンどころの騒ぎではなかったぞ。せめて図録を古書で探してみるか。

 


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コメント

ひでさん、本当にお久しぶりです。

本当ですか! この展覧会には何かしらあるだろうと興味を持っていたのですが、何せ「ルーブル」なんていうビッグネームの展覧会は、激混みで悲惨な目に遭うのが常ですので、二の足を踏んでいました。

これで二の足にも羽がつきました。ぜひ、あの魔力に対峙してまいりたいと思います。

嬉しいお知らせをありがとうございました!

公式サイト
 ↓
http://www.ntv.co.jp/louvre/

(おっしゃるとおり、大王胸像の件は何にも触れられていないですね。まさか時期によって展示換えで引っ込んでしまう……なんてことはないのか?)

おひさしぶりです。
えっと、ルーブルのアレクサンドロス(アザラのアレクサンドロス)ですが、実は今上野の「ルーヴル美術館展 古代ギリシア芸術・神々の遺産」(東京芸大美術館。開館時間5時(入場はその30分前)。8月20日まで)にきています。公式サイトでも全く触れられていなかったので、入ってすぐいきなり見かけたときはちょっとびっくりしました。

遊女asomeさん、こんばんわ。またまた、ありがとうございます。

ルーブルのアレクサンドロス像は本当に凄い何かが秘められている気がしますね。本の口絵や表紙などで見ても、いつもしばらくページが繰れません。台座の文字(アレクサンドロス/フィリッポスの子/マケドニア人……でしたっけ?)も素朴で大好きです。ああ、映画の中にも彫刻シーンがありますが、リュシポスの本物が見てみたかったなあ。

アレクサンドロス時代のコイン(ベルリンの至宝展)で喜んでいるぐらいですから、もう、像が並んでいた日には!(映画はDVDになるが、展覧会はDVDにはならないですもんね。まあ美術品はDVDの映像では魅力半減ですけれども。あとは自分で行くしかないのか)

2004年2月バンコクのレトさんは、現代の生活に戻ったのが嬉しいのか、ヘファイスティオン顔のまま、異様にリラックスされてます(笑)。2005年のバンコクは津波災害のチャリティでもありましたので、また少し雰囲気は違ったかもしれませんね。

石公様

先日は当方へお越しいただき、ありがとうございます。
バンコク国際映画祭の情報も楽しませていただきました。
まるで、遠征中のようなジャレッドですね。笑

「アレクサンドロス大王と東西文明の交流展」行きました!しかし、恥ずかしながら、「ペラのアレクサンドロス」と「ルーブルのアレクサンドロス」の顔しか記憶にありません。
フッ、所詮はこの程度ですね・・・。多分、今なら、飛びつきたくなるようなありがたい展示品が並んでいたんでしょうが、当時のわたしは、さっぱりその価値がわかりませんでした。苦笑
そういう訳で、わたしにとって、映画「アレキサンダー」は偉大なのです。
でも、「ルーブルのアレクサンドロス」は15分くらい張り付いて見てましね。去り難いようないい顔でした。笑

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