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2005.03.31

ウサギのように走ったというか、転げたというか

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上は3月5日に出かけた「韓国インディペンデント映画2005」会場のイメージフォーラムの外壁に飾られている、映画『ブエノスアイレスの夜』中に登場するガエル・ガルシア・ベルナルのポスター。ニセ妹嬢が撮影してくれたもの(深謝)。ぐっと縮小したのでここに無断で貼らせてもらった。本物はどこぞの古代戦闘図モザイクのごとくでかい。勝手に使用してすみません(→to ニセ妹)。

今年の「韓国インディペンデント映画2005」は、昨年以上にパワーアップされた作品群で、とても見応えがあった(特に『スパイするカメラ』と『シン・ソンイルの神隠し』は面白かった。前者は、社会問題をテーマにしたインディーズ作品にもかかわらず、『スパイダー・フォレスト 懺悔』あたりよりずっと娯楽性があり楽しめたし、後者は『地球を守れ!』に似たパワーを感じた)。長編・オムニバスあわせて5作ほどしか見なかったのだが、もう少し「心ここにある」状態であれば、どの作品ももっと深い印象を刻んだに違いない。

3月中、これら以外に映画館で見たのは、よく考えたら恐ろしいことに1作品だけだった。その1作品のために何度映画館にのこのこ出かけて行ったか、回数は恥ずかしくて書けない。

DVDでハリウッドの娯楽映画ばかりを見ていると、特にそれがよくできていて夢中になれる大作だったりすればするほど、しばらくしてから”物足りなさ”が残る。丸い入れ物に四角い物を入れたときのような、隙間があるのを感じる。収めた四角が強烈に魅力的であれば隙間の存在をしばし忘れるが、いつしか四隅を静かなすきま風が通りだす。その間隙を埋められる最大のものが、自分にとってはアジアの映画というわけなんだろうか。

2005.03.25

The King Lives!

とりあえず情報のみ。

上野東急(本日、大王上映最終日)からJR上野駅へ戻る途中、駅前の上野セントラルに大王の美しい(?)看板と上映時間が……。とりあえず、少なくとも4月1日(金)までは、こんどはここで上映するらしい(公式サイト情報では、4月15日までと表記あり)。都内とはいえ、どんどんこぢんまりとローカル色の強くなってくる上映館ではあるけれど、世界のどこかで必ず上映されているというGWTWじゃないが、どこかでやってると思うと嬉しいものだ。 Alexander, Be with us!

2005.03.23

コリン・ファレルのボビー・モロー

《A Home at the END of the World》の見どころは、何と言ってもコリン・ファレルのボビーに尽きる。どういう関係でこの仕事を引き受けたのか、見つけたいくつかのインタビューではよくわからないのだが(言葉がわからないだけかも?)、この映画のボビー・モロー役がそれまでの役柄とは毛色の違うものであることは確かで、ここ2~3年力を伸ばしている彼の俳優としての意欲の表れと解釈するしかないだろう。その割に、大人ボビー初登場時のヒッピー風の長髪には、本人、不満タラタラだったりするのがご愛嬌だ。

HEW_a_bniezi_ex左はコリン・ファレル演じるボビー・モロー。右は台湾のボビーこと呉敏(飾・張孝全)←ウソウソ(ボビーと小敏は全然違う)。しかしこの「隅っこにくるっと丸まった内向的な
ゴツい兄ちゃん」ってあたりだけは共通しているかと……(並べて自分が嬉しがりたいだけだろう)。

以下、気をつけてはいるつもりですが、映画および原作小説に関して、物語や登場人物の詳細にかなり触れています。クリアな状態で映画を見たい方は読まないでくださいませ。⇒つづき
うーん、IE以外だとちゃんと開かないようなので、あとで対処します。すみません。


2005.03.20

牡丹とハワイと山の古いニュース

20050309news左の画像は、昨年から(というか、手がけていたのはもっと前からのはず……)白先勇がプロデュースしている昆劇をベースにした音楽劇《牡丹亭》の、3月7日から開催された第16回澳門(マカオ)芸術祭でのオープニング上演でのもの。ああ、さすが美しいっすね。すっかり古いニュースだけれど、日本語のソースより。

ちょっと前には朝鮮日報にこんなニュースが(朝鮮日報サイトで知ったあたり、いかに台湾サイトに行っていないかが知れる)→フランスのドービルアジア映画祭で『夢遊ハワイ』が最高賞(ゴールデン・ロータス賞)をとったという話。ドービル映画祭、この名前を初めて見たとき、いったい何と読むのか、どこの都市なのか悩んだ懐かしい記憶がある。

そして、久しぶりにチャン・ツォーチ監督の公式サイトに行ってみたら、微妙にリニューアルされていた。どうも見辛くて、全部きっちり見ていないが、《聖稜的星光》の撮影風景の動画が見られる。最初はスタッフやらキャストやら混ぜこぜの登山風景が続き、何が何だかわからぬ状態だが、しばらくすると、うっすら髭らしきものをたくわえた祐祐の姿なども見られる。

2005.03.15

Looking for A HOME to THE END OF THE WORLD

タイトルが英語として正しいとは全く思えないが、ヒンドゥークシュ山脈でプトレマイオスとこんなことを話していたのだ、大王は。

で、おわかりの通り相変わらずバカがやまず、恥ずかしいので鳴りをひそめていた。今、何かを書いても、うわごとのような状態にしかならぬので。ほれほれ、たとえばこのように。 

「ダレイオス王はビン・ラディン似だとかいろいろな声もあるが、ヒンドゥークシュで並んだプトレマイオスと大王こそ、クリントンとブッシュのようではないか? いやいや、バビロン入場後の親友とのラブシーンで征服地の民への夢を語る大王こそブッシュそっくりだろう。だが、ガウガメラの戦い前にフォボスに祈る大王のしぐさの可愛いことといったらない。可愛いというなら、そのガウガメラの戦場で右翼を広げきったところで急に方向転換して走り出した後、振り返ってにやっと笑う顔はまさにメガス・アレクサンドロスと言えよう。でも好きなのは、戦いが終わったガウガメラの負傷者たちの中に立ち泣いている大王だったり、その信すら失った兵の前で半分錯乱状態になりつかみ合いをするインドでの大王の姿だったり、ポロス王の象部隊との戦いの後、傷ついて声すら弱々しくなった真っ青な顔色のキリストのような大王だったり……。前半のまさに神の子としての輝かしさと、後半の一個の人間の弱さををさらけ出した描写の対比が、大王の魅力を深めている。その上さらに、ファレルの演技が、キャラクターを生き生きと印象付ける。たとえば、何が凄いって、子役からファレルに交代した19歳の大王の初登場シーン、オリンピアス母の言葉の中に親友のことが出てきた途端に、表情がとてつもなく思いつめたせつないものに変わるのには、見るたびに驚かされるし、親友と見詰め合うシーンよりよほど艶っぽいではないか。ソグディアナで、その後娶ることとなるロクサネの踊る姿を見つめて、明らかに呼吸が速くなっていくのがわかるところも生々しくて凄い。マラカンダでの酒宴でクレイトスと言い争うときの"Why not?"の台詞あたりも印象的だ("ジャン"とBGMもついている)。台詞といえば、王の"Go!Macedonians!"の声は耳について離れないし……」

こんな具合に、いくらでもノンストップで、脈略のないことを語り続ける状態が……(汗)。おあとがよろしいようなので、ここで失礼し、『マイノリティ・リポート』でも見ることとする。次にお会いするときには、正気にかえっていますように。以上、病状報告おわり。

2005.03.02

台湾公開から2年

Brave20待つこと2年。いやあ、ついに出た。感涙だ。范植偉が最も注目されていた2003年、彼を影帝(フランス・ナント三大陸映画祭の男優賞(←この映画祭での受賞は2002年12月))の座に導いた《Brave20》。ニエズで阿鳳を演じた馬志翔と共演した映画であり、ニエズで阿青が働いていたレストランで始終ぶつかっていたいぢわるな先輩を演じた王明台が監督した作品でもある《Brave20》のVCDおよびDVDが、この2月24日、やっと台湾で発売になった。ニエズキャストがらみとはいえ、別に同志ものではない。しかし、ずっと見てみたかった作品だ。で、また、ここに発注しろと?(《火線任務》と《艶光四謝歌舞団》DVDが届いたばかりだというのに) 

王明台監督はがんばっていて、今年も《戀人(FALL...IN LOVE )》という映画が公開予定(キャスト、知っているところでは、《火線任務》で張孝全と共演した藍正龍に、『最愛の夏』のヒロインで范植偉と共演した李康宜が出る)。

そして白先勇原作、曹瑞原監督《孤戀花》の公式サイトが、まだ半分準備中ではあるが立ち上がった。4月に電影版が公開になるみたいだ。サイトも美麗である。

いや、ニエズ公式BBSに久しぶりに行ってみたら、自分がアレルギーに倒れているうちに、こんなに動きがあってびっくりだ。

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