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2004.12.23

民謡系?演歌系?

「風雪ながれ旅」体質というか、「津軽平野」体質というか……。ほら、やっぱ「刀郎」だし(汗)。

やっと韓国から『風の丘を越えて~西便制』のサウンドトラック盤が届き、曲を流しつつ、1日PCに向かって仕事に励んでいるココログ登録から1年の本日である。1年といっても、昨年の今日あたりは単に登録して「みた」だけで、あまり意欲的に取り組もうという感じではなかったが。まあ、西便制OSTは、こんな状況下で実に嬉しいクリスマスプレゼントとなった(台詞入りは嬉しいが、欲を言えば、もっとパンソリが入っていたらよかったな)。

サントラといえば、昨年の東京フィルメックスで韓国映画『春夏秋冬そして春』(現在は、明日24日まで渋谷のBunkamuraル・シネマで上映)を見てから、ラストに流れたアリランが再び聴きたくて仕方なく、ほどなく韓国盤のOSTを購入したが、CDに収録されていたのはオリジナルのインストゥルメンタル曲ばかりだった。もう、映画のDVDが出るまではは聴けないものと諦めていたが、最近ちょっと検索してみたら、そのアリラン(キム・ヨンイム歌唱のジョンソンアリラン)を試聴できるサイト(「楽しめる韓国情報、韓風!」)があるではないか(通販サイトだけど)。すっかりこちらも、聴きまくっている(←買えよ)。

外国の歌は意味がとれるわけでもないので、どこまで理解できているかは怪しいものだが、西便制の中で父が娘に教えた歌の境地(声にハン(恨)を込めつつ、そのハンを超えろというもの)は、聞き手の自分にも共感できるところがある。

今はなきパンクバンド・筋肉少女帯の曲が全て好きだった。とりわけ大槻ケンヂの詞が、筋少の音楽の大黒柱であることは誰しもが認めるところだろう(自分は、大槻ケンヂ個人よりもむしろ、音の部分も含めた筋少の「作品」が好きだったが)。

Dreams Come Trueの曲や、「愛は勝つ」など、前向きな曲が流行った当時にあって、「人生には、どんなに願っても祈っても、かなわないことがある」とライブで息巻いていたのが、メジャーになりたくても(笑)なれなかった大槻ケンヂだった。

辛くて、苦しくて、祈って、願って、でも実際は何一つ行動できるわけでもなく、人を恨み、世の中を呪いつつ、諦めて、でも諦めきれず、「それでも、生きていかざるを得ない(by「踊るダメ人間」)」というのが大槻ケンヂの詞の世界の1つだ。しかもその、愚かで醜い自分を俯瞰して、笑うだけの知性もある。ただの泣き寝入りの恨み節だったら、演歌だもんね。……それって、西便制の歌の境地につながるところが……ないか?……え、ダメ?(西便制ファンの方、怒らないでください)

パンソリやアリランの、さっぱり意味のわからない歌声から、「それでも生きていかざるを得ない」人間の、どうしようもない悲しみと生への意志のようなものが伝わってくる。実際は、全然違う物語を語っているのかもしれないけれど。年も暮れ行くこの時期のこれって、ある意味、俺的"第九"かもしれないな。

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