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2004.08.28

ぼんぼり後日談

確かに目に入るととんでもなく眩しい困りモノだ……バルーン照明。あらためて工事現場を見直したら、とてつもない輝度だった。今まで、ぼんぼり型であることに気付かなかったのは、光が全方位に飛ぶことによる眩しさで、太陽を正面から見据えることがないのと同様、「ただの光源だ」と思いまともにその形を直視したことがなかったためだと思う。ドライバーではないので、工事現場の全体像を確認することもしないしなあ。

でも、点灯しはじめのときは本当にぼんやりしていて、直視にも耐えうる可愛い奴なんだよ。

そんなぼんくら頭で、地元にて『華氏911』を見た。予告編どおりの楽しい映画だ。「ソファーに寝転がって家のテレビを見るのではなく、恋人や夫婦で、ポップコーン食べながら泣いたり笑ったり考えたりして、映画館で楽しい時間を過ごしてほしい」と思って作っているとマイケル・ムーアは言っているが、もう1回見るとしたら、ウチで飲みながらテレビで見たいなあ、ゴールデンタイムに(はやらないだろうけど)。

中盤以降のイラクで戦死した兵士の母親を追う部分はさすがの吸引力だが、そんな大真面目な部分以外の、全編を覆う「信念」に貫かれた「ちゃかし」が痛快だ。ヨノナカの公的に発表されるものごと、みんながそう思っているはずだと思われている考え……そういうものを疑ってみるってことを、面白く教えてくれている映画だと思うのに、改憲に半数以上が賛成だと言われる日本の10歳代・20歳代の若い観客がほとんどいないってのは、どうだろ? お客、よく入ってる割りに、自分のような(そしてさらなる)高齢な人ばかり。

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画像は8月27日から台湾で始まった「新導演Tailly High影展」(8/27~10/10)という若い監督の作品を中心にした特集上映(映画祭)のオープニングでの侯孝賢監督、范植偉、張毓晨(記事)。范植偉はサーフィン焼け。映画祭は台北、台中、台南(の"いつも"の会場)を巡回し、台湾国産映画のほか、アニメ、外国映画も上映される。『最愛の夏』、『きらめきの季節/美麗時光』や、《十七歳的天空》、『飛躍、海へ』などはもちろんのこと、過去に新聞記事で見た興味深い作品もたくさん演目にあがっている。いいな~。

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