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2004.07.20

SHIMOTSUMA , WHERE?

買ってあった前売り券在庫の最後、『下妻物語』をやっと見てきた。

あっちこっちの評判がいいので今さらこんなことを言っても仕方ないのだが、こんなに上映後の館内の雰囲気のいい映画もめずらしい。マニアックな映画ファンの少なそうなメジャーな客層にもかかわらず、エンドロールが終了するまで席を立つ人が少ないし、上映室から出る人々の表情は幸せそうで、やわらかに笑みを浮かべているが多い。いや、自分の気持ちが和らいでいたから、そう見えたのかもしれないが。

ちょうど先月見た韓国映画『子猫をお願い』よりヒロインたちの年齢は少し下だが、同じように若い女の子たちの友情と現実と生き方をテーマに据えていて、どちらも堂々の完成度で、それなのに全くタイプの違う映画だというのがとても面白いと思った。

『SILMIDO』と『ブラザーフッド』を見たときに、(韓国映画は韓国映画で良いのだが)日本映画の方は、何もその重さと熱さをマネしなくても、フヌケてていいじゃんとつくづく思ったが、この『下妻物語』こそ、今の日本のエンタテイメントとして世界に紹介したい映画じゃないのか(って、世界数カ国で公開が決まってるんだよな、自分がこんなところで言わなくても……)。

で、こんなのは"くすぐり"にしか過ぎないことなのかもしれないが、やっぱり「ウシクダイブツ」も「シモツマシ」も「ゲンチャリ」も「ビバユー」も「ロリータ」も「レディース」も「チーマー」も「ジャスコ」も「○ェルサーチ」も「バッタモン」も「トッコウフク」も「タカノユリ」も「ダイカンヤマ」も「イバラキ」も「ケジメ」も、わかるからこその、そこはかとない可笑しみってのはあるよな。「キキキリン」や「ミヤサコヒロユキ」や「コイケエイコ」その他諸々キャストなんかも。

そう思うと、いつもとっぷり楽しませていただいているはずのアジア圏の映画やドラマ、本当の意味で味わうことはできていないんだろうなと、ちょっと寂しくなる。そりゃエッセンスは伝わるし、「外国人としての楽しみ方」もある。逆に「想像して学ぶこともある」から、それはそれでいいんだろう。でもなぁ……。

ふだん見ている外国の映画が遠いものに思えるぐらい、『下妻物語』が楽しめるってことなんだけれどね。

本来「フシギちゃん」は結構好きなんだが、今回ばかりは、深田恭子のロリータ娘が「フシギちゃん」にならならず、すっくと孤高に生きる低温少女であるところに好感を持った。土屋アンナのセルマ(byビョーク)からヤンキーへの変貌も見事(←『バンジージャンプ……』のビョンホンのような変りっぷりだ)。

小三(『飛躍、海へ』)もそうだけど、友人のためにバイクかっ飛ばす女の子、すごく良いよね。

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複数の人から別々に薦められたので、無職の人間としてはやはり無職のうちに見ておけ、という感じで、渋谷まで出かけてみた。 [続きを読む]

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