« 17歳的……DVD | トップページ | 早朝だらだら »

2004.07.07

日々だらだら

lovers_poster.jpg

ニエズ関連芸能新聞記事も貯まっているし、台湾では単館上映にして国産ドキュメンタリー映画《歌舞中國》の興行収入が100万台湾ドルを超えたという記事も気になる。今週末には福岡に行くので、不在者投票もしてきた。が、この2週間ほどずっと体調が悪い(←早く寝ろよ)。

それなのに、ついに今さらやっと、『SILMIDO-シルミド-』を見てきた。1本で3本分ぐらいのボリューム感ある映画だった。あまりの見応えにうなる。いまだに、テンポよくというか、まさに"かっさらわれる"ように観客までをもオープニングから実尾島まで、有無を言わさず運んでいくあのジャンジャジャジャジャン(←これでは水戸黄門の主題歌イントロ)という音楽が耳について離れない。最初に顔のわかる形で登場したのは、『公共の敵』刑事そのまんまの姿のやくざなソル・ギョング。その後続々と顔を出す他の実尾島特殊部隊メンバーは、やはりどこかで見たような、あの顔、この顔。しかもほとんどのキャラクターがしっかりくっきり描かれていて、「オー、ユリョン!」な話(実話!)にもかかわらず、人間ドラマとして納得させられてしまう。当初、「あ、『ブラザーフッド』より、日本の戦争映画に近いかな」などと思いつつ見ていたが、途中からは何だかわからないうちにテンポにまきこまれ、シニカルでホットで渋~い班長(カン・シニル)と、若い指導兵との間の「流れる点描の世界」とか、助演男優賞俳優ホ・ジュノの後姿(ケツとも言う)などに脇目をふりつつ、一気に最後まで持っていかれてしまった。

しかしラスト近く、バス中の彼らが「南の歌は思い出せない」と言って北の歌を歌う場面(中盤、強姦事件を起こした男が歌った歌でもあるのだが)、無知な自分には、歌という大衆文化が民間レベルでは南北共通だったということなのか、南の人々の間にも国家権力への抵抗と言う意味の大衆運動として共産主義思想というのは大きな基盤を持っていたということなのか、それとも単に北を揶揄するために覚えた歌だったのか、あるいは、祖国から逆賊として討伐されてしまう皮肉な運命を象徴するための場面というだけなのか、わからなかったのが情けない。

『子猫をお願い』は良い映画だったが、宣伝とは全く逆に、『SILMIDO-シルミド-』では悲惨な事実をもとにした悲劇というよりは、スペクタクルとしての爽快感が優り、『子猫をお願い』を見た後はどーんと暗くなった。そりゃ、自分にとってのリアルが何かということなのだろうが、『子猫をお願い』は決してさわやかなだけの青春映画ではない。いい意味でね。

画像は、きょう予告編を見た『LOVERS』(十面埋伏)の台湾版ポスター。これにアニタ・ムイが出られたら、どんなによかったか。

支離滅裂、御免。


« 17歳的……DVD | トップページ | 早朝だらだら »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/9120/916316

この記事へのトラックバック一覧です: 日々だらだら:

» ホ・ジュノさんチェック☆ [ぼちぼち日記]
映画【シルミド】でもお馴染み、オールインやホテリアーでもご出演中。要チェックです☆ シルミドで助演男優賞をお取りになってるみたいです。 ここ [続きを読む]

« 17歳的……DVD | トップページ | 早朝だらだら »