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2004.01.13

カンティプール探訪?

昨年、映画と映画の間の時間調整のため渋谷の「ユーロスペース」付近をうろついていたとき、ネパール料理「カンティプール」という看板を見かけ、「ネパール料理」ということもあってか記憶に残っていた。

その何週間か後、新潮文庫で出ていた佐野眞一『東電OL殺人事件』を読んだ。2年ほど前だったか、冤罪事件に関心を寄せていた友人が薦めた本だったからだ。その本の中に、渋谷区桜ヶ丘にあるネパール料理店『カンティプール』が登場する。  ※ちなみに今は『東電OL症候群』を読んでいる。

あ、あの店だ! 本の中で、店名を初めて見たその途端、実際に目にした路地の看板が脳裏に浮かんだ。『東電OL殺人事件』は自分の現実と地続きになった。

その『カンティプール』に、今日、「ユーロスペース」での『息子のまなざし』と、「イメージフォーラム」での『味~Dream Cuisine』の合間に行ってみた。

マンション入り口(?)の路地の奥にある店は、40~50人は入れるだろうか、エスニック料理の店としてはゆったりしている。午後2時半すぎにでかけたせいか、他にはお客は2組だけ。ガラガラの店内を民族衣装をつけた女性店員が歩く。インドとの相違点を必死でみつけながら、ランチを食べた。

1200円の休日のランチは、2種類のカレーと3種類のイモのつけあわせと甘いデザートとサラダと焼きたてのナンをプレート1つに乗せたもの。

唐突に終わった感のある『息子のまなざし』の、その終わり方によりさらに増した作品への好感度で幸せになった心と、「東電OL」渡辺泰子さんのことを考えようとする頭とが反発したり解け合ったり、落ち着かない時を過ごした。

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